自分の力で現場をまわす、その達成感が醍醐味。

主に公共工事の現場施工管理をしています。その役割はひとつの現場を仕切る社長のようなもの。工期や金額の計画を立て、お客様との打ち合わせを重ね、協力企業と力を合わせて完成に向けて進めていきます。そこには目標を定めて行動する力、人を束ねる力、お金を管理する力などさまざまな能力が必要です。幅広い業務を手がける分、全体の流れや重要なポイントがしっかり身になり成長感を得られます。規模の大きな企業では所長クラスが手がける案件を、3〜5年ほどのキャリアで任せてもらえる貴重な職場だと思います。
自分の考え、自分の力を頼りに仕事全体をまわすので、ときには大変な場面もあるかもしれません。でも厳しい現場は学びのいい機会です。わからないなりに調べながら理解を深めたり、先輩や上司からよりよい方法を聞き出すうちに、スキルも責任感も達成感もアップします。今は困難を乗り越えたからこそ出会える、仕事の醍醐味があると感じています。

相手の言葉を受け止めてから、自分の意見を伝える。

お客様であれ協力企業の職人さんであれ、まずは相手の言葉に耳を傾けることを心がけています。ご要望を聞いて「むずかしい」と判断しても、すぐに「できない」と回答したら話は終わり、その先の信頼関係は築けません。段取りや品質などお客様の期待にできるだけ応えるためにも、ひとまず全部受け止めたうえで「こういう方法もある」などこちらの提案や意見を伝えます。するとその後の打ち合わせがぐっとスムーズになるんです。
一方で協力企業の職人さんとのやり取りは、依頼や指示ばかりになりがちです。そこで休憩時間などに雑談で場の雰囲気を和ませながら、お互いに親近感がもてるよう努めています。建設業は多くの人がチームとなってひとつのものをつくり上げます。そこでいちばん大切なのは、人間関係のモトとなるコミュニケーション。仲間を尊重してこそいい仕事ができることを日々勉強しています。

職種や役職の壁がなく、活発に意見交換できる。

社内には現場施工管理だけでなく作業員も在籍していますが、職種や役職の壁はほとんど感じません。そんなふうにいい関係性を築けているので、先輩や上司にも自分の意見をいいやすく聞いてもらいやすい。ため込んでストレスになることもないので、働きやすいと思います。
また社員の資格取得を支援する制度があり学校や試験の費用を支給しているので、もっと学びたい、ステップアップしたいという人におすすめです。
私自身もこの仕事をずっと続けたいので、少しずつ努力していけたらと考えています。

自分の視野を広げ、責任ある仕事をしたかった。

前職では木造住宅で使用する建材の加工をしていました。10年以上たずさわってきた仕事でしたが、木造建築以外の知識を広げたかったことと、建築全体の流れをつかさどる現場施工管理という責任感ある業務で可能性を広げたかったことから転職を決めました。
面接時に感じたのは柔軟性のある企業文化。社内で導入しているシステムについて社長に質問したとき、時流に合わなくなったりムダを感じたらよりよい方法に変えていく、これまでのやり方にしばられずいつも最善の策を選びたいと話していたのが印象的で、その姿勢に共感しました。
また建設業にはめずらしく土・日・祝日が休みなので、転職前より家族との時間が増えることも魅力でした。ときには土・日出勤の案件が発生する場合もありますが、なるべく平日に現場を動かせるよう調整するなど社員の暮らしを大切にしてくれる部分にも好感をもちました。

完成時の喜びに立ち会えるのが、いちばんの魅力。

完成時の喜びに立ち会えるのが、いちばんの魅力。
入社して約1年経った今は、先輩にサポートしてもらいつつ現場施工管理の仕事を任されています。具体的には工事現場の写真を記録として撮影したり、お客様や協力企業とのやり取りや打ち合わせなどを行います。担当するのは公共工事の現場がほとんどなので、入社当初は前職との素材・サイズ・ルールの違いに戸惑いましたが、徐々にコンクリートや鉄骨に関する知識やノウハウも増えていきました。協力企業の方にも「慣れてきたね」と声をかけられ自信につながっています。
ひとつの現場を終えると新しい何かが生まれ、街が少し変わっています。建物の修復工事でも高く組み上げられた足場がすべて取り払われ、きれいになった外壁が現れる瞬間はとても気持ちがいいものです。完成時の喜びに立ち会える、それがこの仕事のやりがいだと実感しています。

お客様との信頼関係構築に充実感とやりがいを感じる！

相談し合いフォローし合える、働きやすい環境。
春はお花見、夏は暑気払い、冬は忘年会や新年会など、季節ごとに社員全員で楽しめるレクリエーションがあり、男性が多い職場ですが和気あいあいとした雰囲気があります。
安心したのは「わからなければ、どんどん聞いて」という先輩の言葉。臨機応変な対応が求められる場面で迷ったり悩んだりしても、先輩に相談しやすい環境があるのはうれしいです。また「小さなミスは誰でもしてしまうもの。どうリカバリーするかが大事」と上司がフォローしてくれるので、ミスに萎縮しすぎずに行動しながら成長できるところも心強いと感じます。